当社は木材資源の有効活用と言う観点から、建築用材等の製材製品にならない低質材や間伐材などをチップに加工して、グループ会社である王子木材緑化㈱を通して、製紙工場へ供給しています。
森からのめぐみを
利用・活用する
木材加工事業(チップ生産事業)
チップ生産事業では低質材や間伐材、未利用材などを活用し、製紙用チップや木質バイオマスチップを生産、販売しております。
製紙用チップ
椪積
入荷したチップ用原木を椪積みします。
投入
重機を用いて生産ラインへ投入します。
バーカー
設備内に投入された原木はバーカーで樹皮を削ぎます。
切削
ディスク式チッパーへ投入し、既定のサイズに切削します。
搬送
切削したチップはコンベアを用いてチップヤードへ運ばれます。
チップヤード
木質バイオマスチップ
当社では、木質バイオマス燃料用チップを生産する工場を「グリーンプラント 森のめぐみ」と命名し、宮崎・熊本・鹿児島の南九州3県を主に原木集荷、生産、販売を行っております。
各工場は「発電利用に供する木質バイオマスの証明のためのガイドライン」(林野庁)にのっとり、以下の区分毎のバイオマスチップ用の原木・枝条他を集荷し、計画切削・納入を行っています。
※林野庁HPへ遷移します。
間伐材等由来の木質バイオマス
間伐及び除伐による生産材、または森林経営計画にのっとった生産材、保安林・国有林等からの生産材が主な対象となります。
(その他詳細はガイドライン参照)
一般木質バイオマス
製材等残材(背板・端材・樹皮等)や合法木材等の由来証明が可能な材が主な対象となります。
(その他詳細はガイドライン参照)
「未利用材」を活用
山で捨てられていた「未利用材」を活用します。
椪積の状況
工場内で丸太を保管する際は、区分毎に明確な管理が求められます。
ライブデッキへの投入
切削
ドラム式チッパーへ投入し、既定のサイズに切削します。
原木投入の様子
トビを使用し、投入のタイミングを管理します。
チップヤード
チッパー機で切削されたチップはヤードに投下されます。
積み込み
木質バイオマス発電所へ輸送します。
樹皮も有効活用
はがれてしまった樹皮も細かく砕いて活用します。
バークの有効活用
チップを生産する過程で排出される広葉樹バークも、余すことなく有効に活用されています。当社の広葉樹バークは宮崎みどり製薬(株)のバーク炭などの付加価値の高い製品に生まれ変わります。