工場内にストックされた原木丸太(材長2.5m)
森からのめぐみを
利用・活用する
木材加工事業(製材事業/パレット生産事業)
製材事業
製材品とは丸太を鋸で挽いた角材や板材のことです。製材品の用途も建築材・家具材・建具材・梱包材・土木材等とじつに多種多様です。当社は宮崎県西都市(2020年4月竣工)に、北米向けのフェンス材や梱包材をメインに生産する製材工場を建設し木材の付加価値を高めた製品作りに努めています。
ストックされた丸太
ライン投入
丸太の樹皮を剝いだ後、製材ラインに投入します。
ノーマンツインソーでの計測・カット
最適なカット規格を自動計測し、丸太を角材等にカットしていきます。
製材機械での規格別カット
自動カットされた角材をさらにカットし、製品にしていきます。
オートメーション化
生産ラインはコンピュータ制御によりオートメーション化され、様々な規格の製材品が生産可能です。
天干
製材されたGR材(未乾燥材)を天日で予備乾燥します。
人工乾燥機
生産した製材品は種類によって、木材乾燥機に入れ規格・用途に応じて乾燥させます。
最終カット、検品
乾燥させたKD材(窯乾燥材)に最終カットを施し、厚みや曲がり等を検品します。
梱包、出荷
完成品を販売先毎に梱包し出荷します。
大径木の活用
製材に不向きな大径木も積極的に集荷し、活用しています。
資源の有効利用
生産過程で発生する鋸屑やバークは分別して販売し、端材はチップにして販売しています。
自家消費型太陽光発電
工場屋根に太陽光発電を設置して利用し、クリーンなエネルギーの利用に努めています。
パレット生産事業
パレットとは、物流における荷物を載せるための荷役台のことを言います。当社では木製パレットを製造しており、プラスチックパレットよりも滑りにくく、静電気の影響を受けにくいため紙を扱う会社等で多く使用されています。規格の自由度が高く、破損しても補修ができること、廃棄時の環境負荷が少ないという特徴もあります。当社では主に王子製紙㈱向けのパレットを製造しています。
立て掛け乾燥
パレットにするための板材を架台に立て掛け乾燥させます。
取込カット
取り込んだ板材を適切な長さに切り揃えます。
釘打ち
釘打ち機を使用してパレットを製作していきます。
カンナ掛け
表面に段差が出ないように注意し、製作します。
完成
回収パレット
使用済みパレットも回収し、部分補修して再利用しています。